膨らむ投信の保有コスト 信託報酬、6年連続上昇
投資信託の保有者が負担する管理手数料(信託報酬)の上昇が続いている。国内で設定された投信の信託報酬の平均は2009年末時点で1.35%となり、1年前に比べ0.02ポイント上昇した。信託報酬の上昇は6年連続。BRICs投信や通貨選択型投信など、信託報酬が比較的高い投信が増えたことが要因だ。
信託報酬は運用成績にかかわらず保有期間中は自動的に徴収される。1.35%だとすると、投信を100万円保有している投資家は年間1万3000円あまりを信託報酬として支払う計算だ。コストを上回る運用益が得られなければ、投資家の資産は目減りすることになる。