投資信託とは

投資信託の特徴と、どのような仕組みの商材となっているかをご紹介

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投資信託の仕組み

投資信託は、多くの投資家から資金を集め、プロが株式や債券を使って運用するという仕組みです。
少ない資金では投資できない高額な金融商品でも、多くのお金を集めることで投資できるようになります。
投資家たちには、運用成果に応じた利益が分配されます。
運用がうまくいき、利益が大きくなればなるほど、投資家たちが受け取る利益も大きくなります。
逆に運用がうまくいかなければ、受け取る利益は小さくなります。

投資信託では、投資信託を販売し、資金を集める販売会社、実際に資金を運用する運用会社、投資家から集めた資金を管理する信託会社という3つの会社がそれぞれの役割を分担しています。
運用や管理を分担することでバランスが働き、運用会社が倒産したときでも投資家の資産は保護されるようになっています。

投資信託と銀行預貯金の違い

「第三者にお金を預けて運用してもらう」という点だけ見ると、投資信託と銀行預貯金はかなり似ています。
では、具体的にこの2つにはどんな違いがあるのでしょうか?

【元本保証】

銀行の一般預金には必ず元本保証があります。
銀行が倒産するようなことがあっても、1000万円までの資産は必ず手元に戻ってきます。
一方、投資信託には基本的に元本保証がありません。
運用が失敗して元本を割り込むようなことになったら、減った分だけの損失を被ることになります。

【利回り】

日本の政策金利や公定歩合はかなり低いため、それに応じて銀行の預金金利も低くなります。
ゼロ金利政策が実行されていた時代よりは多少マシになりましたが、それでも年利0.25%程度です。
一方、投資信託は最低でも年利5%はもらえます。

【運用する金融商品】

投資信託では、株式や債券などのいわゆる有価証券を運用対象としています。
一方銀行は、有価証券に投資することはなく、企業や個人にお金を貸す、いわゆる貸付信託を運用対象としています。
リスクもリターンも有価証券の方がはるかに上です。このことが元本保証や利回りの違いに結びついています。

投資信託と株式投資の違い

インターネットを利用したオンライン取引は日に日に発展してきており、システムの高度さも一昔前では考えられないほどになってきました。
このような状況下では、投資信託が行う株式投資も個人が行う株式投資も大差ないように思えますが、両者には決定的な違いがあります。

【情報量】

投資信託には様々なバックアップを受けているプロのファンドマネージャーがいるため、証券会社のアナリストなどからの情報をいち早く、大量に手に入れることができます。
いい情報を手に入れたら、あとはその企業の株式を購入するだけです。
好材料を持った企業の株価は間違いなく上昇するので、大きな利益を出すことができます。

一方、個人が株式投資に関する情報を手に入れるためには、本を読む、企業のホームページをチェックするなどの方法しかありません。
これらの情報が開示されるころには時既に遅く、目当ての株は大きく動いていることでしょう。
投資信託のほうが、より成功しやすい株式投資の環境を持っていることになります。